2011年1月29日土曜日

近鉄創業地に上本町YUFURA開業 ファミリー層へ39店

 近畿日本鉄道は26日、大阪上本町(うえほんまち)駅(大阪市天王寺区)の近鉄劇場跡地で、複合商業施設「上本町YUFURA(ユフラ)」を開業し、同社の小林哲也社長らがテープカットを行った。隣接する近鉄百貨店上本町店との相乗効果で年間約400万人の来店を見込んでおり、上本町の活性化を狙う。

 上本町ユフラは地上13階地下1階で、カジュアルを中心に30?40代のファミリー層をターゲットにしている。商業施設は地下1階から地上5階部分で、ユニクロや生活雑貨の無印良品、食品スーパー「ハーベス」など39のテナントが並ぶ。また6?8階の新歌舞伎座を訪れる客層を狙い、隣接する近鉄百貨店の弁当?総菜などの食品売り場を強化した。

 小林社長は「近鉄創業の地で100周年という節目の年に素晴らしい施設を作ることができた。上本町が楽しく集える場所になってほしい」と話した。

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ブランド スーパーコピー

引用元:エターナルカオスNEO(NEO) 情報局

2011年1月22日土曜日

「レッドストーン」開発会社L&Kにインタビュー。ついに









ずっと笑みを浮かべながら取材に応じてくれたNam氏。どっしり座って構えるタイプの社長ではなく,終始控えめな態度であったが,その意志は強く,信念は固い



 作品自体がよく知られている割に,生みの親である開発会社についてはほとんど知られていない「レッドストーン」。その開発には一体どんな人が携わっているのか,どんな将来プランを描いているのか。そのあたりの謎を解決すべく,G★のタイミングでインタビュー時間を取ってもらうことができた。
 レッドストーンの今後のUpdate,そして本邦初公開の「レッドストーン2」の情報と共に,日本では滅多に表に出ない,レッドストーンの開発元L&K Logic Koreaの社長Nam, Taek-won氏の姿をお伝えしよう。(Interview by Kazuhisa,photo by kiki)

4Gamer:
 こんなタイミングでわざわざ時間をとっていただいて,ありがとうございます。

Nam, Taek-won氏(以下Nam氏):
 こちらこそありがとうございます。インタビューまでしてくれて。(←日本語だった)

4Gamer:
 日本では,レッドストーン自体は有名なゲームではありますけど,その開発会社であるL&K Logic Koreaについてはほとんど知られていないと思うので,まずそのあたりからお聞きしたいのですが……って,もしかして日本語でインタビューできたりしますか?

Nam氏:
 イッパイ キジ カイテ ホシイ(笑)。……いえ,さすがにインタビューを受ける自信はないので,すいません韓国語で失礼します。

4Gamer:
 十分大丈夫そうな気もしますが……。
 では改めて。開発会社として,今までどんなものを作ってきたのかというのを,日本のユーザーに一度紹介してもらえませんでしょうか。

Nam氏:
 2000年にPCパッケージゲームとして「鏡戦争」というタイトルを作りました。そして2001年に,その拡張パックとして“銀の女人”という作品を作りました。その後,簡単なシューティングゲームを2,3本作って,携帯電話用に「鏡戦争GP」(GP=GamePhone)という作品を。
 そして2003年5月から,「レッドストーン」のクローズドβテストを始めました。

4Gamer:
 鏡戦争って,英語名はそのままですか?

Nam氏:
 ええ。Mirror Warsです。そういえば,先日秋葉原でMirror Warsのパッケージを見ましたよ。ちょっと嬉しかったです。

4Gamer:
 おや,日本にいらっしゃったんですね。

Nam氏:
 ええ。正式には発売してないので,あのなんでしたっけ……輸入ゲームがたくさん置いてあるところ(編注:カオス館のような店舗だと思われる)で見かけました。日本はたまに行きますよ。ゲームオンさんと色々相談がありますので。














いまとなっては地味さがぬぐえないが,いまだ多くのプレイヤーを抱える「レッドストーン」。ノートPCでも普通にサクサク動くのは,大いなるメリットだ











わずか半年でクローズドβまでこぎ着けたことが判明。いくらある程度の企画が煮詰まっていたとはいえ,驚異的な速さだ



■最初のMMORPG「レッドストーン」は半年で完成した

4Gamer:
 ということは,もしかしてオンラインゲームとしては「レッドストーン」が最初の作品なんですね。

Nam氏:
 ええ。

4Gamer:
 いきなりゼロからMMORPGを作っちゃったんですか?

Nam氏:
 いえ。もともとはパッケージゲームとして企画されたもので,ストーリーとかもちゃんと考えてありました。しかし2002年以降,韓国パッケージゲームマーケットの状況が急激に悪化したので,オンラインゲームに転換したんですよ。それ自体はうまくいったと思います。

4Gamer:
 パッケージゲームの企画からオンラインゲームへとシフトしたのは,どのタイミングですか? その後どれくらいの期間で完成されたのかも気になります。

Nam氏:
 オンライン化という決定は2002年末ですが,その6か月後にはクローズドβテストを開始できました。

4Gamer:
 ……結構早くないですか?

Nam氏:
 ちょっと急いでやらないとマズいぞ,という気がしてまして(笑)。ちなみにゲームオンさんとの契約は2004年の11月で,2005年の1月にはオープンβを実施しました。

4Gamer:
 うーん,やっぱり早いですね。それまでオンラインゲームを作ったことがないということは,サーバー運営のノウハウとか,そもそも開発上のテクノロジー周りでとても難しいものがあったと思うんですが,この早さでできた理由はなんですか?

Nam氏:
 サーバープログラミングとかテクノロジー的な部分は,プログラマー達の能力が凄かったんだと思います。運営に関しては,サムソン電子からのサポートがとても良かったんですよ。
 “絶対成功させるぞ”というチャレンジ精神が高かったこともありますが,正直に言うならば運が良かったのではないかと(笑)。

4Gamer:
 運よく成功したんですね(笑)。

Nam氏:
 まぁでも,その時までオンラインゲームに関してまったく関心がなかったわけではなかったですしね,さすがに。2000年のMirror Warsの時に,オンラインゲーム化に関していろいろと考えていた企画が基盤になったんじゃないかと思います。

4Gamer:
 じゃあ,ある意味事前の仕込み作業はあったんですね。突然,明日からオンラインゲーム作るぞ! と言ったわけではなくて。

Nam氏:
 オンラインゲーム作るぞ! と決定したあとは,確かに6か月で完成しましたが,その決定の5か月前から悩んでますから。

4Gamer:
 それにしても6か月って,結構早いですよね。当時は何人ぐらいで作っ
引用元:RMT情報局 - RMT 掲示板

2011年1月15日土曜日

Windows 7+Core iで一皮むけた「VAIO B」に目を細める

 Calpellaプラットフォームを採用して約1年3カ月ぶりに大幅なモデルチェンジを果たしたビジネスノートPC「VAIO B」。その店頭モデルを試用した。

【拡大画像や他の画像】

 15.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載した「VAIO B」は、2008年10月に発表されたビジネス向けのノートPC「VAIO type BZ」の後継モデルだ。「プロフェッショナルビジネス
モバイル」をコンセプトとしたVAIO type BZでは店頭販売モデルが用意されず、同社直販のソニースタイルで扱う「VAIOオーナーメードモデル」や法人向け代理店のみと販売チャンネルが限られていた。しかし、実際にはブラックを基調とした落ち着きのあるデザインや堅牢性に優れたマグネシウム合金ボディ、シンプルな使い心地がユーザーの裾野を押し広げ、ビジネ ドラゴンネスト rmt
ス用途だけでなくビジネス/パーソナル兼用PCとして書斎とオフィスの両方で利用されることが多かったようだ。

 今回発表されたVAIO Bでは、シリンダーフォルムの多面ボディデザインや堅牢性はそのまま継承しながらも、Nehalemアーキテクチャを使ったインテルの最新モバイルプラットフォーム「Calpella」や、Windows 7を搭載して新世代機へと生まれ変
わった。

 また、HDMI端子や無線LAN、Webカメラなどの採用をはじめ、カスタマイズオプションとしてBlu-ray DiscドライブやSSDドライブを用意し、ビジネス用途だけでなくより柔軟な用途に対応できるようになったのがポイントだ。新たに店頭モデルをラインアップしてきたことからも、同社が本気でユーザー層を広げようとしていることがうかがえる。


●新たにHDMI端子やExpressCardスロットを搭載

 まずは新モデルでの変更点を見ていこう。

 ボディサイズは362.4(幅)×266.8(奥行き)×29.8?37.7(厚さ)ミリ、重量は約2.7キロと従来のVAIO type BZと変わらないが、天板カラーは高級感があるプレミアムブラックとなった(これまでのブラックは直販モデルで選択が可能)。

 
細かい点では、本体左側面のPCカードスロットがExpressCardスロットに変更されたのに伴い、HDMI出力が追加され、USB 2.0端子の位置が変更された。照度センサーを内蔵することで液晶ディスプレイの明るさを自動調整できるようになったのも春モデルの特徴だ。なお、すべてのモデルでIEEE1394端子とFeliCaポートが非搭載となった。バッテリーの駆動時間は標準で約
5.5時間、オプションのLバッテリー装着時で約8.5時間だ。

●アイソレーションタイプではないノーマルキーボードを採用

 15.4型ワイドの液晶ディスプレイは光沢タイプで、画面解像度は1440×900ドットだ。ソニースタイルでは1280×800ドットの解像度も選べるが、その場合は非光沢タイプとなり、液晶ディスプレイ天板がマグネシウム合金から再生
プラスティックとなるほか、WebカメラとBluetoothが省かれ、ボディカラーがブラックになるので注意したい。光沢タイプゆえ画面への映り込みはやや気になるが、液晶の明るさは9段階に切り替えられ、最高輝度でも目がまぶしくなるほど明るくはないので、長時間の利用にも対応は可能だろう。上下の視野角は狭いが、左右は比較的広いほうだ。

 キーボー
ドはVAIOシリーズでおなじみのアイソレーションタイプではなく、従来モデルと同じキー同士が接した状態で配置されたノーマルなタイプを継承する。キーボードユニットの縁を折り返して防滴シートを張った「ウォーターレジスト構造」を採用することで、30ccまでの液体をプールして内部への到達を防ぐ。19ミリのキーピッチと2.5ミリのキーストロークも同様で、
キー配列も変わりがない。スペースバーは51.5ミリと短めだが、不規則な配列もなくスタンダードで扱いやすい。キーを強く押し込んでもユニットがしならないのも好印象だ。

 キーボードの左上に無線LANのオン/オフスイッチ、消音ボタン、プレゼンテーションボタン、右上に指紋センサーが配置されるレイアウトも引き継いでおり、かなりシンプルですっ
きりとしている。欲をいえば、ビジネス用途でニーズが高いテンキーを用意してほしかったところだ。

 タッチパッドは、サイズが82(横)×50(縦)ミリと広く、左右ボタンはしっかりとしたクリック感があり、位置もホームポジションの直下にあるので使いやすい。ジェスチャー操作には非対応だがシナプティクス製のドライバが導入されているので、細か
な動作設定は可能だ。

 もちろん、ビジネスノートPCとしてもしっかりと進化している。落下時にヘッドを退避させることでHDDの物理的な故障を防ぐ「VAIOハードディスクプロテクション」が強化され、ヘッド退避速度を140?280%程度高速化した。これにより、ヘッド退避が完了するまでの落下距離がこれまでの20?80センチ程度から10?15センチへと短く
なった。加えて、これまではWindows制御下でのみヘッド退避が行われていたため、OS起動途中や休止状態移行時などに保護が働かないという欠点があったが、春モデルからBIOS制御下で働くようになったので、どのようなシチュエーション下でもヘッドの退避が可能となった。ビジネスシーンで欠かせない、TPMセキュリティチップも搭載済みだ。

●カスタマ
イズ可能な直販モデルではXPも選べる

 続いて、店頭モデルとソニースタイルで選べるVAIOオーナーメードモデルの違いをまとめておこう。

 店頭モデルは画面解像度が1440×900ドットの「VPCB119GJ/B」の1モデルのみで、CPUはCore i5-520M(2.4GHz/Intel Turbo Boost Technology利用時は最大2.93GHz/3次キャッシュ3Mバイト)、チップセットは
Intel HM55 Expressと最新のプラットフォームが採用されている。プラットフォームの変更に伴い、メモリはPC3-8500 DDR3 SDRAMを4Gバイト(2Gバイト×2/最大8Gバイト)、グラフィックス機能はCPU統合のIntel HD Graphicsで、ストレージドライブは容量500GバイトのSerial ATA HDD(5400rpm)、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブだ。

 通信機能は
ギガビット対応の有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、56Kbps対応のFAXモデムを備える。WiMAXは店頭モデル、VAIOオーナーメードモデルともに搭載が見送られた。このほか、有効31万画素のWebカメラ、指紋センサー、TPMセキュリティーチップとビジネスに欠かせないパーツもしっかりと押さえている。カラーはプレミアムブラック1色の
みで、OSは64ビット版Windows 7 Professionalをプリインストールする。

 一方のソニースタイルでは、フルカスタマイズ可能なVAIOオーナーメードモデル「VPCB11AGJ」に加え、法人向けカスタマイズモデル「VPCB11AGJ」、Windows XP Professional(SP3)のダウングレードモデル「VPCB11AVJ」、法人向け標準モデル「VPCB11AVJA」が用意される。


 BTOのオプションは多彩で、CPUがCore i7-620M(2.66GHz)/Core i5-540M(2.53GHz)/Core i5-520M(2.40GHz)、メモリが8Gバイト(4Gバイト×2)/6Gバイト(4Gバイト+2Gバイト)/4Gバイト(2Gバイト×2)/2Gバイト(2Gバイト×1)、ストレージドライブは512Gバイト/256Gバイト/128GバイトのSDD、500Gバイト(7200rpm)/500Gバイト(5400rpm)/320G
バイトのHDD、光学ドライブはBDメディアへの書き込みに対応したBlu-ray Discドライブ/DVDスーパーマルチドライブからそれぞれ選択できる。スティック型の小型ACアダプタや大容量のLバッテリー、指紋センサー有無も選べる(一部のモデルでは選択肢の制限あり)。店頭モデルで満足できない場合は、まずはソニースタイルでBTOしてみるのがお勧めだ。


●従来機からパフォーマンスは大きく向上

 最後に、64ビット版Windows 7 Professionalを採用した店頭モデルでベンチマークテストを行った。パフォーマンスについては、Windowsエクスペリエンスインデックスの基本スコアは4.3と地味だが、それぞれのサブスコアを見てみるとグラフィックス、ゲーム用グラフィックス以外のコンポーネントは最高7.9のうちの5
台後半以上を記録し、十分なパフォーマンスが得られていることが分かる。中でもプロセッサは6.7と良好で、複雑な関数をたくさん含むExcelファイルなどもサクサク処理できるだろう。

 PCの総合的なパフォーマンスを計測するPCMark05については、新プラットフォームの採用によりCPUとメモリのスコアはこれまでの「ビジネスノート」からワンランク上の
スコアで、一皮むけた印象だ。

 グラフィックスは統合型なので過度な期待はできないものの、前モデルのIntel GM45 Expressチップセット内蔵となるIntel GMA 4500MHDから、CPU統合のIntel HD Graphicsになり、3DMark06やFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3で着実な底上げがなされているのが分かる。

 BBench1.01(海人氏作)でバッテリーの駆動時
間を計測したところ、無線LANで常時接続し、BBenchのはデフォルトの「60秒間隔でのWeb巡回(10サイト)」および「10秒間隔でのキーストローク」という設定で、結果は電源プランの「バランス」(輝度は最高)で3時間58分だった。これならば、ちょっとした移動でACアダプタは不要であり、出先での利用にも対応可能だ。

 発熱については、システムに
高い負荷をかけるとキーボードの左半分がほんのりと温かくなるが36度以下(室温は25度)で、パームレスト部にはほとんど影響はなく、手の触れる部分で気になる発熱は感じられない。ただ、底面はそれなりに熱くなるので長時間ひざの上に乗せて作業するのは避けたほうがいいだろう。冷却ファンの風切り音は高負荷時でも気にならず、環境音にまぎれるレベルにあ
る。

 メインマシンとして使えるだけの性能を備えつつ、室内の移動程度の持ち運びなら簡単に対応できるノートPCの需要は高いと思われるが、大画面ノートはAV機能を重視したゴージャスなヘビー級構成となりがちで「ここまでの機能は必要ないのに」と思うユーザーは多いだろう。もしあなたがそういう1人ならば、必要な性能と機能を取捨選択してシン
プルな自分好みの1台を作れる新VAIO Bはかなりいいセンをいっているに違いない。

 店頭モデルの実売価格は19万円前後と14型ワイドサイズの製品と比較するとやや割高感があるものの、上位CPUの性能と大きな画面でのゆったりとした操作性、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007プリインストールなどに大きな魅力を感じるならば、その価格も納得できる
はずだ。直販のソニースタイルならば、13万2800円から購入可能なだけでなく、ほかにも随時キャンペーンが行われているので(今なら、ソニースタイル10周年キャンペーンも開催中だ)、購入時は欠かさずチェックしたい。【富永ジュン(撮影:矢野渉)】

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直販限定モデルの新顔:黒くソリッドなもう1つのソニー主力ノート「VAIO type BZ」を試す
? “豪華すぎる”モバイルノート「VAIO Z」を徹底検証する(前編)
? CULVノートPCも“VAIO”だとこう変わる――「VAIO Y」の店頭モデルを試す
? 特集:2010年PC春モデル 第2世代のWindows 7最新モデル、どれを買う!?

引用元:三國志 専門サイト

2011年1月10日月曜日

米検察当局、モルガン?スタンレーを捜査

 米連邦検察当局は、モルガン?スタンレーが住宅ローン関連のデリバティブ取引で投資家を欺いたかどうか捜査している。このデリバティブはモルガン?スタンレーが組成に関与しており、同行はデリバティブの価値を下落させる取引も行っていた。関係筋が明らかにした。

 モルガン?スタンレーが組成したのは債務担保証券(CDO)。トレーダーによると、同行のトレーディング部門は折に触れ、販売したCDOの価値が下落する取引を行っていたという。同行が自らの役割を正しく説明していたかどうかが当局の捜査の焦点という。

 関係筋によると、当局が捜査している商品の中に、ジェームズ?ブキャナンとアンドリュー?ジャクソンの2人の歴代大統領の名を付したものがある。モルガン?スタンレーはこれらの商品設計を支援し、価値が下落する取引を行った。しかし、顧客への販売には関わっていない。これらは「デッド?プレジデンツ」取引と呼ばれた。

 06年半ばに作られたジャクソンCDOとブキャナンCDOは、実質的には住宅ローンや商業不動産ローンを担保とする数十種の証券のパフォーマンスを映すデリバティブのポートフォリオだ。引き受けと販売を担当したのはシティグループとUBSだ。

 モルガン?スタンレーの広報担当者は「ウォール?ストリート?ジャーナルが指摘する取引について、司法省から連絡はない。これらの取引に関する司法省の捜査については、われわれは関知していない」と述べた。

 マンハッタンの連邦検事当局とSECの報道官はコメントを拒否した。

 シティグループの広報担当者は、特定の取引についてコメントしない、と述べた。シティはこれより前、サブプライム住宅ローン市場における同行の動向に関する証券取引委員会(SEC)やその他の政府機関の調査に協力している、と表明している。UBSは今月発表した四半期ベースの財務アップデートで、住宅ローン証券に関する「政府の数多くの質問や調査に応じている」と明らかにした。

 組み込まれた住宅ローン証券に対する強気の投資家のエクスポージャーを拡大し得るストラクチャーが「デッド?プレジデンツ」CDOの特徴の一つだった。住宅ローン証券の価値が下落すれば、強気の投資家が損失を被る可能性が高まるということだ。

 一方、複数のトレーダーによると、「デッド?プレジデンツ」取引で弱気のポジションを取ったモルガン?スタンレーのトレーダーは利益を得た。ただ、利益の額については特定されていない。

 モルガン?スタンレーに対する当局の捜査は予備的な段階にある。金融大手の複雑な取引を刑事告発するのは至難の業だ。会社や社員が故意に投資家を欺いたことを政府は合理的な疑いを残さない程度に立証する必要があるのだ。政府は数多くの犯罪捜査に着手するものの、起訴に持ち込めずに終わる場合が多い。

 モルガン?スタンレーは、CDO市場における最大手のプレーヤー集団には含まれない。関係筋によると、同行は「デッド?プレジデンツ」取引では利益を得た。しかし、2007年の強気の住宅ローン取引で発生した90億ドルの損失に比べれば、利益は微々たるものだ。

 関係筋によると、この捜査は、SECが09年に着手し、現在も続いている十数行の大手金融機関の住宅ローン証券事業に関する詐欺の捜査の一環だ。一方、マンハッタンの米連邦検事当局は、金融大手の一部について刑事捜査も行っている。

 本紙は先に、当局がゴールドマン、あるいはゴールドマンの従業員が住宅ローン取引に関連する証券詐欺に関与したかどうか捜査していると報じた。先月、証券取引委員会(SEC)は、同社を民事提訴した。ゴールドマンは詐欺の事実を否定したが、関係筋によると、最近になって政府と和解交渉を開始した。 

 ゴールドマンとモルガン?スタンレーのいずれの場合も、当局は投資家に適切な説明が行われたかどうかを捜査している。

 こうした刑事?民事捜査の背景には、金融危機の発生以前に顧客と反対のポジションを取ることで利益を得た大手金融機関に対し、政府が圧力を強めている事実がある。さらに、こうした捜査は、金融市場の規制強化をめぐるワシントンの議論を方向付ける可能性がある。

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